好きな人を褒めるときのコツ
エントリーNo.221 ·

IFチームによる
好きな人を褒めるときに大切なのは、具体的であること、誠実であること、そして相手が「与えられたもの」ではなく「自分で選んだこと」を褒めることです。「あなたって本当に賢いね」より、「説明がすごくわかりやすくて、オフサイドのルールがやっと理解できたよ」のほうが心に届きます。相手をちゃんと見ていたことが伝わるからです。シンプルに、一度だけ、見返りを求めずに伝えましょう。いい褒め言葉にはフォローも反応も要りません。ただ、本当であることだけが大事です。
気まずく聞こえたらどうしよう、大げさすぎたらどうしようとためらっているなら、研究はあなたの味方です。5つの実験で、褒めた人は 相手がどれほど嬉しく感じるかを過小評価し、相手がどれほど気まずく感じるかを過大評価していたことがわかりました。しかも、褒めた側も後から気分が良くなっていました。シカゴ・ブース校のニコラス・エプリー氏も、自身の研究が同じ方向を示すとして、これは一般的な傾向だと述べています。褒めたり、感謝したり、連絡を取ったりするとき、私たちは 相手がどれほどポジティブに感じているかを過小評価してしまうのです。
褒め言葉は、小さな気持ちを声に出したものです。IFは、もっと大きな気持ちのためにあります。独身でもパートナーがいても、相手が誰であっても、その人への気持ちを正直に伝える方法です。現実の中で育ってきた想いを言葉にして、タイミングが来たときに動ける形で残しておけます。
伝わる褒め言葉の条件
- 具体的であること。「素敵な服だね」は気持ちいい。「そのコート、物語がありそうだね」は会話になります。
- 相手の選択についてであること。センス、努力、ユーモア、人への接し方。これらはその人が誰かを表すので、褒められた側も「ちゃんと見てもらえた」と感じます。
- 誠実であること。面と向かって言えないことは、メッセージでも書かない。たいてい相手には伝わります。
- ほどよい加減であること。温かく的を射た褒め言葉がひとつあれば、最上級の連発より響きます。後者はプレッシャーに感じられることがあります。
- 見返りを求めないこと。返信やデートやお返しの褒め言葉を買っているのではありません。
実際に効く褒め言葉と実例
一緒にいるときに本当に気づいたことを思い浮かべて、それを伝えましょう。いくつかヒントを紹介します。
ユーモア
「防火訓練を面白くできるの、あなただけだよ」。相手のジョークに笑うのもいいけれど、「あなたと話すと笑える」と伝えるほうがもっといい。
センス
「あなたが勧めてくれた映画、全部当たりだった。もうレビューよりあなたのセンスを信じてる」。選択を褒めつつ、さりげなく会話を広げます。
スキルや努力
「あの無理難題のお客さんへの対応、正直すごかった」。努力に気づけば、結果だけでなく過程も見ていることが伝わります。
相手が自分に与える気持ち
「あなたと話すと、いつも始めたときより気分がいいんだ」。これがいちばん温かくて、いちばんリスクもある褒め言葉。すでに気楽な関係があるときに取っておきましょう。「好きです」にいちばん近い褒め言葉でもあります。
外見を褒めるとき:いつ、どうやって
相手の見た目が素敵だと伝えること自体は何も悪くありません。うまく伝えれば嬉しいものです。でも雑に扱うと、評価されているように感じさせてしまいます。いくつかの目安を。
- 体そのものより、髪型やジャケット、似合う色など、相手が「選んで見せているもの」を優先して褒めましょう。
- 場をわきまえましょう。パーティーでの友達同士と列に並ぶ見知らぬ人とでは違いますし、職場の同僚ならなおさら違います。
- クリーンに。下心を含んだ褒め言葉は、相手にあなたの意図を気遣わせるだけです。
- 反応を見ましょう。気まずそうなら、押し通さずに会話を進めましょう。
逆効果になる褒め言葉
うまくいかない褒め言葉の多くは、悪気なく言われたものです。失敗するのは、褒め言葉に別の何かが混ざっているからです。
- 嫌みな褒め言葉。「努力してないのにすごく可愛いね」は、褒め言葉の服を着た批判です。
- 比較。「元恋人とは全然違うね」「他の人とは違うね」は、その場に別の人を引きずり込み、目の前の人に競わせることになります。
- 最上級。「完璧だね」は素敵に聞こえますが、応えようがありません。具体的なほうが、大げさな表現より勝ります。
- 取引。褒めたあとに意味深な間を置いたり、お願いをしたりすると、称賛が請求書になります。
- 執拗な褒め言葉。写真ごと、メッセージごと、服装ごとに褒めていると、関心ではなくプレッシャーに感じられ始めます。
こういう褒め言葉を受けたことがある人なら、あの感覚がわかるでしょう。笑顔は出るけれど、心のどこかが一歩引く。目指すのはその逆、相手がリラックスできる一言です。
男性への褒め言葉、女性への褒め言葉、好きな人への褒め言葉
「男性への褒め言葉」「女性への褒め言葉」と、別々の台本があるかのように検索する人がいます。でも、そんなものはありません。好きな相手が誰であれ、ルールは同じ。具体的で、誠実で、相手が選んだことについて。違うのは、その人が普段どんなことを言われ慣れているかです。見た目ばかり言われている人なら、頭の良さを褒められると新鮮で嬉しいかもしれません。温かい言葉をほとんどかけられていない人なら、「一緒にいると本当に楽しい」というシンプルな一言が、深く心に響くこともあります。
だからリストに頼るより、この人自身が誇りに思っていそうなこと、自信がなさそうなことに目を向けましょう。前者を褒めて、後者をそっと安心させてあげてください。
対面とメッセージ、どちらで伝える?
対面なら、表情と声のトーンが一緒に届くので、誤解されにくい。言って、笑って、そのまま会話を続けましょう。拍手を待つように間を置かないこと。メッセージなら、じっくり考えて書けて、何度も読み返せるのも魅力です。「結婚式のDJの話、まだ笑ってる」のように具体的なことに結びつけて、短くまとめましょう。コツをもっと知りたい人は メッセージで上手にアプローチする方法 もどうぞ。
褒め言葉が実は告白になるとき
褒め言葉は、好意を伝えるいちばん優しい方法のひとつ。だからこそ アプローチ の中心にあるのです。褒め返してくれた、笑顔が長く続いた、翌日メッセージが来た。そんな反応があれば、いいサインです。よく会う人に気づいてほしいなら、タイミングよく具体的に褒めるのがいちばん優しい武器。片思いの相手に気づいてもらう方法 では、その先を紹介しています。
でも、どこかの時点で、褒め言葉は「好きです」を遠回りに言う手段になります。褒め言葉を積み重ねて、いつか伝わることを期待している自分に気づいたら、そろそろ直接言うときかもしれません。
IFの出番:褒め言葉が本当は気持ちであるとき
褒め言葉を積み重ねて、そのうちひとつが伝わればいいなと期待している自分に気づいたなら、次に言いたい言葉はもうわかっているはず。IFは、その言葉を置いておける場所です。現実で知っている人へ、正直な気持ちを綴ったメモを送れます。自分も相手も独身でも、どちらかにパートナーがいても送れて、ふたりが動けるタイミングまで取っておけます。
褒め言葉を伝わるものにするルールは、IFにもそのまま当てはまります。
- 具体的に。防火訓練のこと、映画のこと、あのお客さんへの対応の仕方。名指しで。
- ほどよい加減で。本当の一文は、最上級を並べた段落より響きます。そもそも250文字では段落は入りません。
- 見返りを求めない。IFは今日、何も求めません。封をされた状態で届き、どちらかにパートナーがいれば、ふたりとも独身になるまでチャットは開けません。
たとえば、こんなふうに。「あなたがいると防火訓練も面白いし、勧めてくれた映画で外れたことは一度もないし、あなたと話すといつも始めたときより気分がいい。これはただの褒め言葉じゃなくて、好きだってこと。」
相手がすでにIFを使っていれば、開封前にわかるのは「自分宛てのIFがある」ということだけ。IFはまだIFを始めていない人にも送れます。相手が教えてくれたメールアドレス、電話番号、Instagramのハンドルを使う形です。メールなら短い招待が1通届きますが、電話番号やハンドルなら何も通知されず、IFはただ待ち続けます。ふたりとも独身で相手がIFを使っていれば、Likeが褒め言葉の代わりになり、承認されればチャットが始まります。
IFの書き方ガイド では、本当の気持ちを数行に収めるコツを紹介しています。最初の1通は無料です。褒め言葉は、あなたが相手を見ていたことを伝えます。IFは、その理由を伝えます。
よくある質問
好きな人を褒めるとき、いちばんいい褒め言葉は?
あなたにしか言えないものです。相手がしたこと、選んだこと、得意なことについての具体的な観察を、温かく、さりげなく。「あなたはいつもその瞬間にぴったりの曲を知ってるね」は、検索して見つけるどんなセリフより勝ります。
片思いの人を褒めるのは変ですか?
いいえ。好意を示すいちばん自然な方法のひとつです。誠実に、ほどよく。そして相手がどう受け取ったかに注目しましょう。相手がぱっと明るくなって温かさを返してくれたなら、有益なことがわかったということです。
好きな人をどのくらいの頻度で褒めればいい?
相手が「大切にされている」とわかるくらいに、でも一つひとつが意味を持つくらいに。すべてのメッセージに褒め言葉が入っていると、観察ではなく習慣に聞こえ始めます。
好きな人に褒められたとき、どう返せばいい?
「ありがとう」と、心を込めて言いましょう。「いやいや、こんなの古いやつだよ」とかわすのは、相手が間違っていたとそっと言うようなものです。その瞬間を続けたいなら、質問を返すか、自分も具体的な褒め言葉を返しましょう。
気づいたことを伝えて、それを本気で思うこと。そして、いちばん伝えたい言葉がまだ待たなければならないものなら、IFに入れておけば、タイミングが来たときに準備ができています。