子どもを望まない人と付き合うとき(自分は欲しいかもしれない場合)

エントリーNo.065 ·

暖かい夕方、友人の家の屋上で開かれた飲み会。23歳くらいのカップルが低いベンチに寄り添って座り、真剣だけれど優しい会話に没頭している。彼女は膝を彼のほうに向け、彼は小さく微笑みながら耳を傾けている。周りでは、Tシャツやジーンズ、夏のワンピース姿の20代前半の友人たちが、連なる電球の下でドリンクを手に笑い合っている。二人の横のベンチには、深いローズピンクのブランケットがたたんで置かれている。

IFチームによる

子どもが欲しいかもしれないあなたが、子どもは要らないと決めている人と付き合っているなら、それは長い目で見て最も乗り越えにくい違いのひとつです。どちらかが間違っているからではなく、親になることには「半分だけ」がないからです。うまくいく可能性があるとしたら、お互いの気持ちがどれだけ固いのかを、早いうちに正直に確かめることです。「子どもは要らない」は「一生要らない」の場合もあれば「今は要らない」の場合もあります。「欲しいかもしれない」は「ずっと欲しかった」の場合もあれば「条件がそろえば」の場合もあります。ロマンチックじゃないと感じるくらい早めに聞き、返ってきた答えを信じ、深入りしすぎて冷静に決められなくなる前に決めましょう。

すでに大切に思っている人のことを考えながらこれを読んでいるなら、望みを捨てきれないあなたは甘くなんかありませんし、家族が欲しいあなたはわがままではありません。そして、欲しくない相手もわがままではありません。誠実な二人が、ただ違う人生を望んでいる、あるいは同じ人生を違うタイミングで望んでいる——それだけのこともあります。私たちがIFをつくった理由のひとつもそこにあります。IFはシングルの人にも、パートナーがいる人にも開かれたデーティングアプリです。プロフィールで最初の一杯より前に子どもについての答えを伝えられますし、タイミングが理由で別れたあと、どちらかが新しい相手と歩み始めたとしても、封印されたIFが今も残る気持ちを伝え、二人ともシングルになるまで待っていてくれます。

なぜ子どもの問題だけは歩み寄れないのか

恋愛関係での意見の違いの多くには、落としどころがあります。旅行先を交代で選んだり、それぞれの口座とは別に共同口座を持ったりできます。でも、子どもを持つことはそうはいきません。子どもを半分だけ持つことも、お試しで持つこともできません。どちらに決めても、どちらかが思い描いていた人生の中心にあるものを手放すことになります。

だからこそ、妥協についてのよくあるアドバイスは、ここではしっくりきません。望んでいなかった子どもを持つことに同意した人は、義務感で子育てをすることになりかねません。ずっと思い描いていた家族をあきらめた人は、何年も経ってから静かな悲しみがふと込み上げてくることがあります——友人の子どもの洗礼式で、あるいは30歳や40歳といった節目の誕生日に。どちらも愛が足りなかったわけではありません。本当の違いを細かいことのように扱ったときに起きることなのです。

まず、「子どもは要らない」が本当は何を意味するのかを知る

人が「子どもは要らない」という答えにたどり着く道のりはさまざまで、言葉そのものより、その道のりのほうが大切です。あなたが聞いているのは次のどれなのか、理解してみましょう。

  • 「一生要らない。よく考えたうえで」 揺るがない考えで、たいていはあなたが家族を望む気持ちと同じくらい慎重に考え抜かれたものです。最も真剣に受け止めるべき答えです。
  • 「今はしない」 仕事、お金、住まい、あるいは世の中の状況のせいで、今はとても無理だと感じている場合です。価値観ではなくタイミングの答えですが、それでもおおよその目安は必要です。そうでないと「今はしない」がいつの間にか「一生しない」に変わってしまいます。
  • 「自分にうまくできる自信がない」 育ってきた環境に根っこがあることもあります。時間や周りの支えで変わることもありますが、あなたが直してあげるものではありません。
  • 「血のつながった子どもは望まない」 妊娠したくない、あるいは自分の遺伝子を残したくない人の中にも、養子縁組や里親、パートナーの連れ子の親になることには前向きな人がいます。
  • 「もう子どもがいて、これ以上は要らない」 あなたは家族を一からつくるのではなく、すでにある家族に加わることになります。これについては子どもがいる人と付き合うで取り上げています。

本当の答えにたどり着くための質問

問い詰めるのではなく、興味を持って尋ねれば、いくつかの開かれた質問のほうが「はい」か「いいえ」よりずっと多くを教えてくれます。

  • 「どうしてそう思うようになったの?」
  • 「ずっとその答えだった? それとも時間とともに変わってきた?」
  • 「反対なのは子どもを持つこと自体? それとも、子どもがいたらこうなるだろうと想像している生活のほう?」
  • 「お金や時間、周りの助けとか、ほかのことが全部簡単だったら、答えは変わる?」

理由と確信の違いに耳を傾けましょう。理由は変わることがあります。確信はめったに変わりませんし、それを説き伏せて覆すのはあなたの役目ではありません。

相手が子どもを望まないことは、あなたにとって譲れない一線?

同じ正直さを自分にも向けてみましょう。「子どもが欲しいかもしれない」は、「子どものいない人生は想像できない」かもしれないし、「授かったらうれしい」かもしれないし、「本当にまだわからない」かもしれません。一つ目はニーズ(なくてはならないもの)、二つ目はウォンツ(あったらうれしいもの)、三つ目は二人で一緒に考えていく、まだ答えの出ていない問いです。

相手の「要らない」が譲れない一線になるかどうかは、どちらの喪失なら受け入れて生きていけるかにかかっています。ひとりで、正直に、こんなことを試してみてください。

  1. 20年後のありふれた日曜日を思い浮かべてください。この人がいて、子どもはいません。結婚式でも休暇でもなく、ただの日曜日です。どんな気持ちになるかに意識を向けてみてください。
  2. 次に、同じ日曜日を、子どもはいるけれどこの人はいない形で思い浮かべてください。その気持ちにも意識を向けてみましょう。
  3. どちらの光景のほうが失うものが重いかを自分に問いかけてください。たとえ気に入らなくても、たいていはそれがあなたの答えです。

一つ目の光景が「ひとつの人生」として感じられるなら、子どもはウォンツ、つまり望んではいても手放せるものです。何かが欠けていると感じるなら、それはニーズであり、ニーズは守る価値があります。IFでも同じ二つの言葉、ニーズとウォンツを使っています。見分け方はパートナーに求めるもので、さらに詳しくは譲れない条件の決め方で解説しています。

それから、時間が関係しているかどうかも確かめましょう。自分で妊娠・出産したい、あるいは何歳までに親になりたいと考えているなら、相手の答えが変わるのを待つことの代償は年ごとに少しずつ大きくなります。SNSが見せてくるタイムラインではなく、自分自身のタイムラインで判断してください。

うまくいく? 正直に見た3つの結末

お互いの立場がわかれば、たいていのカップルは次の3つのどれかに行き着きます。

実は二人とも、言葉ほど確信していない

どちらも中間あたりにいる二人なら、話し合いを続ける限り、本物の未来を築けます。たとえば半年に一度など、改めて話し合うことを約束し、どちらかの答えが固まったら正直に伝え合いましょう。二人で共有している「たぶん」ならやっていけます。誰も触れないまま5年が過ぎた「たぶん」は、そうはいきません。

一方は確信していて、もう一方は柔軟

これもうまくいく可能性はありますが、それは柔軟な側が譲歩しているのではなく、本当に自分で選んでいる場合だけです。何も変わらないまま10年後を想像してみてください。心穏やかでいられるでしょうか、それとも貸し借りを数えているでしょうか。数えているなら、それは柔軟さではありません。借りであり、借りはいつか返済を迫られます。

二人とも確信していて、方向が正反対

それなら、ほかのことがどれほどうまくいっていても、そうはっきり伝えるのが一番の優しさです。相手が変わってくれることをひそかに期待しながら一緒にいるのは、あなたを引き止めるために別人になってほしいと頼むのと同じです。相手の「要らない」はあなたの「欲しい」と同じくらい正当なもので、望んでいない人を親になるよう追い込むのは、その人にも、生まれてくる子どもにも公平ではありません。

はっきり伝えることは、相手を永遠に選択肢から外すことではありません。答えは実際に変わることがあります。どちらの方向にもです。もし運命の人なのにタイミングが合わないと感じるなら、誠実に別れ、自分の人生を生きながら、扉を開けておくことができます。あとでどちらかが新しい相手と歩み始めても気持ちが消えないなら、IFが二人ともシングルになるまでその扉を開けておいてくれます。どちらかにパートナーがいる間は、IFで会話が始まることはありません。

本来なら言うまでもないことをもうひとつ。こっそり決着をつけようとするのは絶対にやめましょう。同意していないのに同意したふりをすることも、相手に隠れて二人分の決断を下すことも、二人が共有しうる最大の選択について嘘をつくことです。希望や迷いは誠実なものです。でも、だますことは違います。

付き合い始めたら、子どもの話はいつする?

必要だと感じるより前に、そして自分の確信の強さに応じて。一度に全部話す必要はありません。ただ、どちらかが気持ちよく離れられないほど深く関わってしまう前には話しておきましょう。

  1. 答えが固まっているなら、プロフィールで:大勢に一度に伝えるいちばん優しい方法です。IFなら「子ども」欄がそれを代わりにしてくれます。
  2. 最初の数回のデートで、軽く。テストではなく興味として、質問はひとつだけ。時間が大事なら、3回目のデートあたりまでにはっきりした答えを得ることを目指しましょう。
  3. 付き合う相手を一人に決める前に、率直に。別れても失うものが少ない最後のタイミングです。「ちゃんと付き合おう」という話をするなら、子どものこともその会話に含めましょう。
  4. 同棲や、人生を本格的に共にする前に、具体的に:だいたいいつごろ、だいたい何人、そして難しかった場合はどうするか。

デーティングアプリで子どもについて聞く方法

コツは、自分の答えを先に伝えること。そうすれば、質問がふるい分けではなく打ち明け合いのように感じられます。軽いものから率直なものまで、聞き方の例をいくつか紹介します。

  • 「唐突だけど大きな質問。正解はないよ。自分も子どものことは気持ちが揺れてるんだけど、考えたりする?」
  • 「いつかは家族が欲しいけど、急いではいないんだ。あなたはどう?」
  • 「深い関係になる前に言っておきたいんだけど、子どものことは自分にとってすごく大事。欲しいと思う?」

相手のプロフィールにすでに答えがあるなら、代わりにその答えが相手にとってどんな意味を持つのかを聞きましょう。聞くのは一度だけにして、あとは自然に任せること。最初のメッセージで具体的な時期を聞いたり、期待していなかった答えにあからさまにがっかりしたりするのはやめましょう。正直に話してくれたことに感謝を伝えてください。早く話してくれる人は、たとえ胸が痛んでも、あなたのためを思ってくれているのです。

プロフィールに語ってもらおう

相手の答えを知るいちばん簡単なタイミングは、会う前です。IFには任意の「子ども」欄があり、「いつかは」「希望しない」「いる・もっと欲しい」「いる・もう十分」「まだわからない」の5つの答えから選べます。答えはプロフィールに表示されるので、あなたに興味を持った人はあなたの考えがわかり、相手が入力していれば、あなたも相手の答えを見られます。

まずは自分の答えを入力しましょう。「子ども」をニーズにすると、相手の答えをあなたの答えと照らし合わせるからです。そのうえでIFの有料プランなら、「優先条件」で「子ども」の順位を上げ、ニーズ/ウォンツの境界線より上にドラッグできます。答えが違うプロフィールや未回答のプロフィールは、消えるのではなく、デッキの下のほうに移動します。これは意図的な設計です。答えは変わるものですし、このガイドに出てきた「今はしない」や「まだわからない」の人こそ、完全に除外するフィルターでは見逃してしまう相手だからです。

相手が子どもを望まないとわかったとき、すでに恋に落ちていたら

この問題が遅れてやってくることもあります。付き合って何か月、何年も経ってから、相手がやはり答えは「要らない」だと言ったとき。どちらかの気持ちが変わったとき。あるいは「今はしない」に、ついに「する」か「しない」かの答えを出さなければならなくなったとき。こうした問題は、一度の話し合いでは足りません。

  • まずは期限を設けずに話しましょう。誰かが解決策を出す前に、それぞれが何を望んでいるのか、そしてなぜなのかを話します。
  • 二人以外の誰かに、声に出して話してみましょう。どちらの味方にもつかない友人なら、自分が本当は何を望んでいるのかに気づく手助けをしてくれます。
  • 最後通告ではなく、決める時期について合意しましょう。「夏が終わったらまた話そう」は公平です。「金曜までに決めて。でなければ出ていく」は公平ではありません。
  • 別れるなら、違う人生を望む二人として別れましょう。誰も悪者になる必要はありませんし、そうすれば二人で過ごした時間を懐かしく思い出しやすくなります。

たったひとつの違いで良い関係を終わらせるのは、誰にとっても最もつらいことのひとつで、悲しむのは当然の反応です。もし今そこにいるなら、一緒になれない人を忘れる方法はまさにそんなときのために書いたものです。誰かに話を聞いてもらうのも助けになります。

IFができること

IFは、シングルでもパートナーがいても、誰もが使えるデーティングアプリです。その根っこにあるのはひとつの考え——タイミングがどうであれ、自分の気持ちを伝えられるべきだ、ということ。シングル同士なら、ほかのデーティングアプリと同じように使えます。そして、運命の人の答えが、タイミングの合わないときに返ってきたら、IFはその気持ちの置き場所になります。気持ちを伝え、そのまま待たせておける方法です。

もしかしたら、相手の「今はしない」とあなたの「近いうちに」が噛み合わずに別れ、何年も経ってから、どちらかが新しい相手といるのに気持ちがまだ残っているかもしれません。打ち明けることもできますが、そうして心を開くことにはリスクがあります。相手の関係の中に飛び込むことになり、取り消すこともできません。それなら、IFを送るほうがいいかもしれません。IFはプライベートで封印されたメッセージで、二人ともシングルになったときにだけ開きます。

新しい相手がいるのがあなたのほうでも、送ることは浮気ではありませんし、何も隠す必要はありません。IFは封印されているだけで、秘密ではないのです。どちらかにパートナーがいる間は、IFで会話が始まることはありません。だから今日、誰にも何も求めません。そしていつか二人の答えが重なったら、あなたはもうそこにいて、ずっと大切に思ってきた気持ちを伝えられます。この人だと思えるのに、タイミングが合わない? IFで待ちましょう。

あなたがシングルのときに相手がシングルになったら、あなたには公開するための24時間があります。あなたにパートナーがいて相手がシングルの場合は、あなた自身がステータスをシングルに変えたときに公開されます。あらゆるケースについてはIFの仕組みで説明しています。

どう届くのかも知っておきましょう。相手がIFを使っていれば、たいていはIFが届いていることが通知されます——ただし、誰が送ったのか、何が書かれているのかは決して伝えられません——そして相手は望めばそれを削除できます。二人の過去を知っている人なら、あなただと察するかもしれません。相手がまだIFを使っていない場合、メールアドレス宛てに送ると短い招待メールが1通だけ届き、電話番号やInstagramのアカウント宛てなら何も送られません。それを知ったうえで、選ぶのはあなたです。

最初のIFは無料です。一度だけ、心を込めて伝え、自分の人生を歩みながら待たせておきましょう。いつかタイミングが合えば、本来いるべきだった場所へ導いてくれるかもしれません。

よくある質問

一方が子どもを望まなくても、関係はうまくいく?

少なくともどちらかが本当に迷っているか柔軟で、話し合いを続けるなら、うまくいくことはあります。一方は絶対に子どもが欲しく、もう一方は絶対に欲しくないなら、どちらかが人生の中心にあるものを手放さない限り、長続きすることはまれです。ただ、答えは時間とともに変わることもあります。

子どもを望まないのは、譲れない一線になる?

あなたにとって子どもが「ウォンツ」ではなく「ニーズ」である場合だけです。この人と子どものいない、長く幸せな人生を想像してみてください。それが人生というより何かが欠けたものに感じられるなら、譲れない一線として扱い、早めにそう伝えましょう。

子どもが欲しいかどうか、どのくらい早く聞くべき?

答えが固まっているならプロフィールに載せ、最初の数回のデートで軽く触れ、付き合う相手を一人に決める前に率直に話しましょう。先延ばしにするほど、望まない答えを聞いたときの代償は大きくなります。

子どもを持つことについて、人の気持ちは変わる?

子どもについての気持ちは、どちらの方向にも変わることがあります。ただ、誰にも約束はできません。今もらった答えを額面どおりに受け止め、それを前提に計画を立てましょう。もし別れて、どちらかが新しい相手と歩み始めたあとも気持ちが残るなら、IFで一度だけ伝え、待っている間も自分の人生を生きていけます。

子どもを望まない相手とは別れるべき?

あなたは子どもが欲しくて、相手は絶対に要らないと決めているなら、どちらの喪失を受け入れて生きていけるかは、あなたにしかわかりません。まずはとことん話し合い、最後通告ではなく、あなた自身の決断にしましょう。もし別れても、それが永遠である必要はありません。あとでどちらかが新しい相手と歩み始め、それでも気持ちが残るなら、IFが二人ともシングルになるまでその気持ちを預かってくれます。

自分の答えを知ってプロフィールに載せましょう。そして、運命の人がタイミングの合わないときに現れたら、IFで一度だけ伝えて、二人のタイミングが合う日まで待たせておきましょう。